少し落ち着いたので、これまでの経緯をざっと書いておこうと思います。かなり長文です(汗)
1月にワクチン前の健康診断で心雑音を指摘されて精密検査をしたところ、僧帽弁閉鎖不全症の診断になりました。当面は投薬不要ということで、しばらくは普通に過ごせていましたが、3月後半から徐々に呼吸数が増えてきて、肺水腫の診断。利尿剤と強心剤の服用が始まりました。
4月後半から、また呼吸数が増えて咳も出てきました。何度か利尿剤の注射などで対応していましたが、GWに初めての入院になります。
退院後、しばらくは安定していましたが、5月末に2度目の入院。5日ほどで退院できましたが、そのときに心臓の状態が悪いと言われてしまいました。僧帽弁閉鎖不全症のステージはAからDまでありますがステージC。悪い方から二つ目です。
退院後に二次医療の病院に予約していただき、手術可能かどうかを含めて診断いただきました。手術となれば、当然リスクがあります。手術そのもののリスク、術後の血栓などのリスク。年齢が高齢ということもリスクが高くなる要因です。万一のことがあったらと相当悩みましたが、家族で相談して手術していただくことに決めました。予定日は8月9日。急いだほうが良いとのことで、その前にでも予備枠が空けば実施とのお話でした。
手術を待つ間、何度か肺水腫で入退院を繰り返していましたが、手術する病院から連絡があり、7月13日に手術決定。ところがその1週間前と当日の血液検査で、血小板が0という衝撃の結果...
血小板が0では血が止まりにくくて手術はできません。手術は当日になってから急遽中止。その足でかかりつけ医に行って、血小板減少症の治療を開始しました。おそらく免疫介在性だろうとのことで、ステロイドを処方したところ、幸いなことに血小板の量が回復してきました。
手術までにステロイドをできるだけ減らす必要があるため、血小板の回復後に薬を減らしていきました。ステロイドは徐々に減らしていく薬なのですが、できるだけ早くということで、先生の判断で通常の1.5倍のスピードで減らしていきました。
8月末にかかりつけの先生と二次医療の先生で相談していただき、手術に向けて再スタートすることになりました。ステロイドはゼロにはできないけれど許容範囲とのこと。予約を入れていただき、9月10日に手術に向けて検査を実施。今回は問題なし。もちろん手術のリスクは少し高くなりますが、ステロイドを処方しながらの手術は事例が少なくて、どのくらいのリスクなのかは分からない部分もあるとのことでした。ちなみにこの時点で、僧帽弁免疫不全症のステージはDとの診断でした。
手術予約日は11月でしたが翌週末に連絡あり、予備枠が空いたとのことで9月21日の手術が決定。
当日は朝から直前の検査を実施して、問題なし。そのまま預けて待機します。麻酔前と術後に連絡いただけるとのことでしたが、万一に備えて病院の近くで車で待機していました。
14時過ぎに麻酔開始。終了の連絡があったのは18時15分でした。先生の説明では術後の状況は良好で、血液の逆流もほとんど無くなったとのことでした。当日は面会できないので、そのまま帰宅。
翌日から毎日面会に行きましたが、会って興奮してしまうのが怖くて、寝ているところを遠目で見るかスマホを渡して写真を撮っていただきました(病院側は面会しても大丈夫と言っていただきましたが、我慢して断りました)。面会の際に毎日の血液検査などの数値を丁寧に説明していただきました。
手術から4日後に退院して問題ないと言われてびっくり。最初は1週間、年齢を考えると2週間近くの入院が必要と言われていたので、覚悟していたのですが....順調すぎるほど順調で拍子抜けするくらいです。そして手術から5日後の9月26日に退院しました。
退院後は1ヶ月はお散歩等はご法度。サークルに入りっぱなしとは言わなくとも安静にと言われています。リビングをトコトコ歩いたり、抱っこしたまま外に出たりはOK。ドライブも車の中でおとなしくしている分には大丈夫とのことでした。なるべく興奮しないように気を付けています。
退院後、かかりつけ医の方で血液検査を2回しました。主に血小板や貧血(術後は一時的に貧血になります)の状態、炎症を起こしていないか等を見ていますが、いづれも順調。8日には抜糸を予定しています。
かかりつけのお医者さんと二次医療のお医者さんの見事な連係プレーで、無事に手術を終えることができて、手術から今日まで驚くくらい順調に回復しています。本当に感謝しかありません。
まずは、このまま無事に安静期間を終えるのが目標ですね。
今日のちょっとドライブの写真です。大人しくしてますよー
くつろいでますー